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ミスディレクションの達人が語るミスディレクションの神髄
タネを知っていても引っかかる衝撃
名人トミー・ワンダー。
私(滝沢)が見た初めての彼のマジックは「2カップ・ルーティン」でしたが、そのミスディレクションには完全に引っかかってしまいました。そのときは単純に凄いなあと思っていましたが、様々なマジシャンの演技を見るにつれ、トミー・ワンダーの演技はやはり別格だったことが分かるようになったのです。このマジックが他と違うのは、そうなるのが分かっていても、やり方を学んだ後でも、同じ場所で同じように引っかかってしまうこと。でもその理由がわからない。上手に構成している、と言ってしまえばその通りなのですが、何がどうなって、あんな手順構築ができているのか。他のいわゆる「ミスディレクション」を使ったマジックと、何が違うから毎回引っかかってしまうのか。
それを実現する方法論
今回のノートを読んで、その理由が分かりました。
と言うより、これは私が不思議に思っていた部分をこそ解説する本だったのです。
強烈なミスディレクションを構築するトミー・ワンダーによるミスディレクションの本。
そもそもミスディレクションとはどういうものなのか?
どのようにミスディレクションをアクトに組み込むのか?
彼が「ミスディレクションというものは存在しない」と言う本意は何か?
あなた自身の手でひも解いてください。
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収録内容
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収録内容(抜粋)
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ミスディレクションは存在しない
イントロダクション
従来のアプローチ
これが最善の方法か?
船底の穴を塞いでいるだけ
ミスディレクションを自然に組み込む -
研究
基本事項
興味を引く対象
継続的なディレクション
自分のマジックを信じる
ディレクションの力を信じる
ディレクションの具体例
意識の範囲を拡散させる
制御できないこと
待つ
小さく、短く
何も起きていないという錯覚
注目を集める
緊張と緩和の波
心理的ディレクション
時間的、空間的に離す
不意打ち
藁にすがる
演技
高度なディレクション・テクニック
電車のコンセプト
重層化 -
実践
影を連鎖させる
調整
最後の仕上げ
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