当店でも特に人気のルポールエンベロープ。
店主が自身の演技のために製作した道具ですが、本革製品のため価格がネックになってしまうと言う声をいただいていたのも事実です。。
そこで、店主のメインルーティンレクチャーを実施する本タイミングで素材と仕組みを変えて新たに廉価版を製作いたしました！
単なる廉価版ではなく、本製品ならではの特長もある道具です。
※7/25までに店主のメインルーティンレクチャーを購入した方全員に本商品の20%OFFクーポンを贈呈いたします。

デザインはルポールエンベロープと同様に財布ではなく封筒のデザインを用いております。
 
封筒型を採用した背景は以下です。
 
1.なぜ財布からカード入りの封筒が出てくるのか？

• 大切なものなので財布に入れる？鍵や免許証のように、マジシャンにとって大切なものをお金と一緒に持ち運ぶのは理解できるが、お客様のカードを免許証等と同列に考えるのは違うのではないか？

2.財布である必要性

• 見慣れた日用品であるから、と言う理論は理解できるものの、魔法を演じるマジシャンとして、領収書等生活感が見えるものが見えてしまうのはいかがなものか？

3.他の財布を用いたマジックとの整合性

• お札やコインを用いたマジックを行うのに財布を取り出したり、ファイヤーワレット等の財布を使ったマジックを先に行った場合、最後にまた別の財布を取り出すのは不自然ではないか？

 
上記背景から、財布であることに固執せず、お客様へのプレゼントを大切に持ち運ぶためのラッピングと捉え、封筒型にしております。
 
また、留め具を封筒の紐留めデザインを採用することでビルチューブのような不可能性を演出しております。
 
素材には強度と風合いに拘ったコルドバと言う用紙を使用しております。
紙に樹脂を浸透させた用紙であり、耐久性と風合いを両立させた素材を選定いたしました。
 
お色はキャメルブラウンとダークブラウンの二色をご用意しております。
お好みに合わせてお選びください。

カードのロードは早ければ早いほど良く、入りやすければ入りやすいほど良いと考えております。
トリック的に公開できない形状の部分ではありますが、ロード機構にはカードが引っかかる縫い目を使用せず、革を折り曲げることで製作しております。
また、ローダー一体型とすることで、衣装への加工は不要です。(ポケットの深さに応じた調整は必要です。)
 
また、封筒は完全エンドクリーン&お客様にミシン目を破いていただけるものの作り方を解説いたします。
様々なルポール用封筒を学んで試した中で、現時点での最終版となります。
この封筒の作り方だけでも価値がある内容かと存じます。
 
※Economyタイプは封筒を消耗する現象のみが可能です。

毎日何度も演じる環境を考えると、リセットは早ければ早いほど良く、セットした状態で安心して持ち運べることが重要です。
ルポールエンベロープでは全て展開できる構造としておりましたが、本商品はコストカットのためその構造は採用しておりません。
しかし、それでもリセットは容易です。

本商品は単なる廉価版ではございません。紙を用いることで圧倒的な薄型サイズを実現いたしました。
リセットができない現場の場合、ポケットに仕込み済みの本商品を複数入れることでリセット不要で複数回の演技に対応可能です。
リセットができない状況でもルポール現象を諦めないで済む工夫です。