視認性を優先してワンダラーにするか、扱いやすさを優先してハーフダラーにするか悩まれた方もいらっしゃると存じます。
そこで、扱いやすさと視認性を兼ね備えるためハーフダラー(約31㎜)とワンダラー(約40㎜)の中間サイズである約36㎜のコインを作製いたしました。
扱いやすさと視認性を両立させたギリギリのバランスです。

コインの薄さにも拘りました。
薄ければ薄いほどパームしやすくなり、操作性が増すのですが
薄すぎては質感が伴いません。
そのため、ハーフダラーの厚みを目指して製作いたしました。
大型コインでありながらも、薄型に作られているため複数枚のパームでも安心です。

パームに直結するエッジについても拘りました。
職人によるローレット加工により、0.3㎜間隔のギザ入れ加工を狂いなく施しております。
本コインはマジック専用に作られたコインであるため
エッジの摩耗もなく、しっかり食い込みます。

お客様に見せるコインである以上、美しさにも拘りました。
表面は純銀と18金のメッキを施しております。
見た目は無垢のコインと同様ですが、メッキ加工を採用することでコストを50～10分の1にして、ご提供しやすい価格設定としております。

また、メッキに純銀を採用することにより、硫黄成分による硫化(燻し)も可能です。
画像は半分完全に硫化させ、半分は緩く硫化させた状態です。
お好みでアンティーク調にカスタムしていただけます。
※メッキが剝がれる恐れがあるため、やすり等を用いた加工はしないようお願いします。お手入れは市販の銀磨き等をご利用ください。

当店のリクエストフォームよりリクエストいただきました、同じデザインで金、銀、銅を揃えたいとのご要望にお応えして、
レギュラーコインと全く同じデザインの銅貨を作製いたしました。
スペルバウンドや移動現象等にご利用いただけます。
※本カラーはサイレント仕様はございません。
※本カラーはメッキをしていない無垢のコインのため、スチールコアはございません。

コインを作製する以上、デザインにも拘りました。
完全オリジナルのデザインも検討したのですが、リアリティーを優先し実際に1800年代に流通していたジュビリーヘッドクラウン銀貨のデザインを採用しております。
コレクター人気の高い、繊細なデザインが特長です。
※悪用防止のため、一部デザインとサイズを変更しております。

残像を残すためにコインを一生懸命磨いていた方もいらっしゃることと存じます。
本コインではその必要はありません。
一般的にミントコイン、プルーフコインと言われる鏡面仕上げと艶消し仕上げにてコインを作製しており、鏡のように光を反射します。
また、肖像部に艶消し仕上げを採用することで
コントラストが出る上にバニッシュ時のグリップも増す作用がございます。

ここまで読んで、「メッキコインであれば、ソフト化できないじゃん！」そう思った方はいらっしゃいませんか？
もちろん、3FLYのようにソフトコインが適した場についても検討いたしました。
通常はコインの凹凸を削ることで消音化しますが、スーペリアコインのアプローチは
透明のエポキシ樹脂にて両面をコーティングすることで凹凸を無くしました。
見た目は殆ど変わらないものの、表面の凹凸がないためソフトコイン以上の消音性能を誇ります。
そのため、『サイレントコイン』と名付けました。